まだ、真暗な田舎道を、ボロボロのバンは、走り続けます。海沿いの国道では、上半身裸の漁師さん達が、海を眺めながら、歯を磨いてます。後部座席の私は、眠いしお腹はすくし横になっても　とても寝れません。
午前４時頃に到着。鹿児島県の阿久根です。遠浅の海岸で、海水浴場でもあります。
初めてのサーフィンは、ここで、先輩のヨシダさんのオサガリで、先端が折れて接着剤で留めてる赤いショートボードでやりました。
一緒に行った　同級生のタカミくんも初心者です。
波がほとんどなかったせいもあり、その日は、やっとボードに立てて数メートル進んで終わりました。しかも、タカミくんが、転んで海から直ぐに頭を上げたので、自分のボードが頭にささり流血の惨事まで起こりました。どうみても、かっこ悪い初心者２名ですが、このときの波からの景色（下手っぴだからすごく高く、速く感じる）、感動は忘れません。感動も忘れないけど、海パンのまま、近くの日用品店で買ったカップヌードルを、わざわざ海まで持ってきて食べた時の味こそ忘れません。
”世の中にこんな美味いものがあるのか”コンビニとか無い頃で、お腹のすきすぎた３人は、雑貨店のおばあちゃんを早朝６時過ぎに叩き起こして、お湯まで湧かして貰いました。それから、宮崎県の青島海岸とかに出かけるようになり、あまりに波が大きくて、何度も溺れます。ボードと足を繋ぐリーシュコードのせいで波にもまれて、海中から海面が見えるのですがなかなか海面に上がれず　溺れそうになるのです。今思えば夏の間、毎週毎週、よく遠征できたな～と。
雑誌で読んだ事ですが、人やその周りを浄化させると信じられてるクリスタル（水晶）も、休ませて浄化してパワーチャージしなければならないみたいで、その方法は、ガラス皿に塩水を張り、３分の１ほどクリスタルを浸からせ、日光に当てるとゆうもので、これって、波乗りしてる人そのままじゃないか。と
テレビ（これも、やはり”損得先生？”）で、６０歳代後半の老夫婦のおとーさんが波乗りしたくて神奈川県の海の近くの戸建てを買って、毎日夫婦で海に来てますって話で、ロングボードのおとーさんに、”溺れてるのかと思った”と笑う、おかーさんが幸せそうでいくつになっても、人は、幸せで居続けられるのだな～と感じました。フィアット５００なみ？チンクエチェント（５００）って高価な車では無いし、二気筒のツインエアユニットエンジンがまだ出てない今は、デザインやパッケージング以外特徴もないのですが、　幸せオーラは、満艦飾。この点ではＢＭＷミニをも凌駕してると思います。
今年は、忙しくて１度も海へいけませんでした。そんな夏の日に　東区三苫で自転車側面にサーフボードキャリアをつけ新宮方面に向かうと思われる小学校低学年の男の子と遭遇。

”かっこいい～”

車だったので聞ませんでした

”そのキャリアは、どこで買えるの？”
ビーチサンダル履いてましたけど、自分の子供だったら、そこは、キャンバス製のバンズのオフザウォールでしょう（イメージ）。
ジャックパーセルは、もっと大人になってからね（イメージ）。
サンダルなら、怪我するからチャコかキーンにしてよ（イメージ）。来年は、海いきます。